「軽くて強い」のヒミツ~<クラリーノ>の構造~

<クラリーノ>は天然皮革の構造をモデルに開発した“人工皮革”

<クラリーノ>は天然皮革の精緻な構造と独特の性能を化学の力で再現した人工皮革です。

天然皮革の構造って?

天然皮革は、コラーゲン繊維が立体的に緻密に絡み合った構造を持っています。より緻密な繊維構造を持つ銀面層(表面)からコラーゲン層まで連続した構造になっており、自然でしなやかな風合いに優れています。

天然皮革の構造をモデルに特殊な合成繊維を
用いることで「軽さ」や「強さ」を実現

<クラリーノ>(人工皮革)の構造

<クラリーノ>は、特殊な合成繊維を三次元に絡み合わせた不織布をベースに作られています。この不織布を構成する特殊繊維は、中に何本もの空洞があるレンコン状の構造や、超極細繊維が束になったそうめん状の構造を持っています。<クラリーノ>のソフトさとしなやかさは、この特殊な繊維が作り出しています。また、この不織布に多孔質ウレタンを充填しており、強さを保ちながらソフトさを損ないません。

表面層

主にポリウレタン樹脂を用いて表面をコーティングしています。コーティングせず、スエード調に加工したものも存在します。

不織布層

特殊な合成繊維を立体的に絡み合わせたもの。三次元に絡み合った不織布は、強度面としなやかな動きを実現します。

補足情報:合成皮革とは?(合成皮革と<クラリーノ>は異なります。)

合成皮革のベースには不織布以外の織物や編物などが使用されており、表面は主にポリウレタン樹脂でコーティングされています。