<クラリーノ>の歴史

<クラリーノ>は1964年クラレが世界で初めて事業化に成功させた人工皮革です。日本では1965年より販売開始されました。以来、「いちばん難しいものから作ろう」という研究者の想いからさまざまな失敗とチャレンジを繰り返しながらも、軽くて水に強い・強くて丈夫・なめらかな肌触り・豊富なカラーバリエーションなどを兼ね備えた、高機能な<クラリーノ>へと進化を遂げました。

<クラリーノ>の名前の名付け親は当時社長の大原 總一郎。トランペットの古い型の吹奏楽器が由来で、「ただ新しいだけでなく、その製品の本質に対して、古典的な価値を持たせたい」そんな想いがあります。クラレというオーケストラの中で勇壮にファンファーレを奏でるトランペットのような活躍を期待して名付けられました。

<クラリーノ>の年表

1965
人工皮革<クラリーノ> 販売開始
1966
岡山工場に <クラリーノ> 量産工場完成
1970
ランドセル用の人工皮革<クラリーノ>生産開始
1973
人工皮革製造技術確立の業績に対し、日本化学会第21回化学技術賞受賞
1975
スエードタイプの人工皮革 <クラリーノ> 生産開始
1983
ヌバックタイプの人工皮革 <アマレッタ> 生産開始
1988
衣料用人工皮革総合素材展を開催
1995
販売30周年を迎え、記念総合展示会を開催。アジアにおける生産拠点・販売体制の強化のため、「クラレ香港有限公司」を設立
2003
第一回パーカッシオ美脚大賞を開催
2004
キャンペーン「ランドセルは海を越えて」開始
中国に合弁会社「禾欣可楽麗超繊皮(嘉興)有限公司」設立
2005
<クラリーノ>販売より40周年を迎える
2008
内海哲也ランドセル基金
2009
環境対応型人工皮革の本格始動に際して、「グリーン<クラリーノ>はじまる」を発表
<ティレニーナ>発売開始
<クラリーノ> アッヒーくんランドセル基金
無溶剤人工皮革製造方法開発で、繊維学会(技術賞)、近畿化学協会(化学技術賞)、新化学技術推進協会(GSC賞)を受賞
2015
イタリアで開催した皮革市「リニアペレ」に8年ぶりに出展。販売50周年を迎える

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